【はじめに】

「行動科学の展開」を手元にお持ちの方、或いは、このサイトを直接ご覧になった方など、状況は様々 おられると思います。その理由として、「現在の指導状況をなんとかしたい」。「現状は上手く行って いるとは思うけどリーダーシップに関してもっと良い方法はないものか?」、等々改善したい、改革し たいと思われている部分がおありかと思います。 

「行動科学の展開」は、発刊されて40年間も読み続けられている、リーダーシップに関してはベス トセラーと言って良いと思います。 

この「深掘りセミナー」は、その「行動科学の展開」をより深読みし、現場に活かしていく、考え方 と方法をご提供しようとするものです。 

「深掘りセミナー」の受講により、現在抱えておられる「指導に関する問題」、「リーダー育成」や 、新しい観点で、改善、改革されることを望んでやみません。 

本セミナーの目的は、「行動科学の展開」の思想をより多くの方に理解して頂きたいというものです。

私が、テキストとして作成した本補足本を考えるきっかけとなったのは、「『行動科学の展開』には、本質的で、現場で活用できる素晴らしい考え方、事例が豊富に著してあるのに、現場の時間で忙しい経営者、リーダーの方々がこれを理解して、現場に落とすまで出来るのか?」が出発点です。

「知識」を「智識」に変え、行動レベルに定着させます。

テキスト学習を終えたら、「一学一実践シート」に記入しながら、バディとともに1カ月間、定着行動をとります。半年間ずっとサポートがあります。そして、最後に実践発表していただきます。

講師:岩山泉

 

【本講座の目的】

本講座は、「行動科学の展開」(以下、原書という)のポイント部分をピックアップし、又、必要な解説を加え、原書の中で展開されている理論、方法などを現場に落とし込む手助けとしようとする講座です。

本講座は、「原書」と「本講座テキスト」を同時に対比させながら進めます。

【講座の期間と流れ】



【対象】中小企業の経営者並びにリーダー。

経営者とリーダーが一緒に受講されることをお勧めします。「やり方」ではなく、会社の「あり方」に影響を与える為、新しい捉え方をしようとした時、伝えることは難しく、両者が同じ学びをすることで、新しい展開を早く進めることができます。

集合研修またはオンライン講座(ZOOM)

■コース

 A.定期講習コース

  〇期間:1)6ヶ月間コース/全6講座

      2)3カ月間短期集中コース/全6講座

 B.スケジュールオーダーメイドコース/全6講座

  〇法人様等で、スケジュールをオーダーメードできます。

■募集人数:10名程度(最低催行人員4名)

■対象:「経営者とリーダー」

■費用:オンラインor出張集合研修

 A-1) 6ケ月間コース 定価660,000円/名 ➡(キャンペーン価格)550,000円/

 A-2)  440,000円/名 ➡(キャンペーン価格)330,000円/

 但し、出張集合研修の場合は、旅費交通費別途。会場は、主催者の方でお手配下さい。

■研修費に含まれる物 

  1.テキスト「岩山ノート」(ダウンロード)

  2.状況対応リーダーシップ®ワークブック

  3.参考書「入門から応用へ 行動科学の展開」

  4.講座サイト

■【開催日程】

●第9回定期B短期集中セミナー(全6講座) 募集中!

講座1,2 2023年2月24日(金)

講座3,4 2023年3月24日(金)

講座5,6 2023年4月21日(金)

●第10回定期B短期集中セミナー(全6講座) 募集中!

講座1,2 2023年5月26日(金)

講座3,4 2023年6月23日(金)

講座5,6 2023年7月21日(金)

〇時間帯 いずれの日も前半9:00~12:00 昼休み 後半13:00~17:45

■「B.スケジュールオーダーメイドコース/全6講座」のスケジュールは、

 ご相談ください。調整させて頂きます。 

■「B.スケジュールオーダーメイドコース/全6講座」のスケジュールは、

 ご相談ください。調整させて頂きます。    

(実施内容)

1 初回講習時に、バディを組みます。

2 次回の講習まで実践活動し、毎日(※1)、バディに報告します。

3 バディはお互いに、コメントし合います。その、リアルなコメントが、志導現場で活きるのです。

4 2回目以降の講習の冒頭は、「実践報告、バディのコメント」から入ります。

5 1カ月単位でバディを組み替えます。

6 お一人だけは、期間中、講師が、その実践報告に対して、実践報告がある限り、毎日でもアドバイスします。受講生が偶数人の場合は、講師がお二人に直接アドバイスします。

7 各コースの最終講の約1カ月後、「成果発表会」を催します。「成果発表会」の参加は任意です。

 (※1)報告がなかったから、何かマイナスが生じることはありません。実践報告はすればするほど、今後の実践に役立ちます。

  現実は、すべてが講習の応用問題です。講習期間中、志導の練習を徹底して実践してください。

【講師】

 岩山泉。経営参謀コンサルタント。講座テキスト編纂者。

 中小企業の経営者並びにリーダーの共育を通し、組織を蛻変させた多くの経験を持つ。

お申し込み

※本講座は、エターナルコミュニティー岩山泉氏が、「行動科学の展開 新版」(生産性出版、以下「原書」)を読み、独自に解釈した内容を解説する講座です。
 
テキストとして、リーダーシップ研究アカデミーが出版する「原書」、「状況対応リーダーシップ®(S.L.)テイキングチャージ」、「岩山ノート」を使用します。「岩山ノート」には、「原書」の項目に沿って岩山氏が独自に解釈したコメントが記載されています。解釈のもととなる内容については、出所から「原書」の本文や図表を参考にしてください。
 
内容についてのお問い合わせは、以下の連絡先までお願いいたします。
  • 講座解説と「岩山ノート」:エターナルコミュニティー(iwayama@ja-mp.org
  • 「原書」と「S.L.テイキングチャージ」リーダーシップ研究アカデミー(clsjapan@e-uls.org

この「岩山ノート」を書き始めようと思った切っ掛けは、小生岩山泉(以下、執筆者という)が「入門から応用へ 行動科学の展開」を読み進めるに従い、内容の幅広さと深さ、それと何より、理論を導き出すための大規模な実態実験、検証が詳細に解説してあり、理論と実践が見事に展開されていることを知ったところから始まります。>>>続く

1日目【講座1の概要】

Aセクション.オリエンテーション

1)学んだ事を「現場の人の心」に落とし込むための考え方

「行動科学の展開」にP165に、「メンバーが『この人に従わないと心で決めたら、何をやってもだめです』」と、書いてあります。メンバーに「拒否の心理状態」を作らせないことは当然のこと、積極的に仕事に関わる気持ちにさせるには、指導者としてどの様な姿勢で臨んだらよいのかをご説明します。

2)このセミナーの目的は「理論を現場の人に定着させる

現場に落とし込むための方法(一学一実践)のご説明をご説明します。その方法(一学一実践)は、1カ月テーマを持って実践し、現場に落とす活動を行い、各講座の始めに実践報告してもらいます。

 

Bセクション.「行動科学の展開」の講義対象/第1章~第3

1章の主な内容

ページを追って要点をご説明します。

マネジメントとは。経営リソースの歴史。変化とは。組織とはどういうものか。リーダーの能力とは。リーダー能力は生まれつきか。動機づけの影響。優れた対人的能力の要素、など、「行動科学の展開」の各項目を現場の実例を添えながら解説して行きます。

 

■第2章の主な内容

人間の行動を理論的に考えてみよう。活動の種類とはどのようなものがあるか。意欲を高める。入手容易性とは。欲求には段階がある、など

 

3章の主な内容

ある工場の照明実験から、「自分達の仕事が業績に関わっていると感じるとどのような影響があるか」というお話。X仮説とY仮説とはどういうものか。非公式組織について。対人能力の向上はどうするのか。人間の動機づけの要因としては、二つの要因がある。意欲と満足の違いについて。4つの動機づけ理論の統合、など。



2日目【講座2】(前講座から約1カ月の実践期間をおいて開催されます)

Aセクション.「一学一実践」の実践報告

1カ月間掲げたテーマに自分はどう向き合ったのかの報告です。自分の実践もさることながら、他の人の実践を聴きながら、良い所は吸収していく。

 

Bセクション.「行動科学の展開」の講義対象/第4章~第7章

■第4章の主な内容

リーダーシップを定義する。成功したリーダーの特性やマイナスになる資質。組織理論の諸派について。最善のリーダーシップは存在するのか?など。

■第5章の主な内容

リーダーが状況にどう対応するか。一貫性の重要性、など。

■第6章の主な内容

リーダーシップには成功と効果性という観点がある。効果性は誰が決めるのか?目標と効果性は統合していく。3つの変素の関係。前任者と後任者の業績の関係。参画すると効果性が増す。指導スタイルとその効果について、など。

■第7章に主な内容

可変要素を考える。状況の診断について。指導スタイルを定義する。役割期待。状況に対処する方法を学ぶ、など。


3日目【講座3】(前講座から約1カ月の実践期間をおいて開催されます) 

Aセッション.「一学一実践」の実践報告

1カ月間掲げたテーマに自分はどう向き合ったのかの報告です。自分の実践もさることながら、他の人の実践を聴きながら、良い所は吸収していく。

 

Bセッション.「行動科学の展開」の講義対象/第8章~第9章

■第8章の主な内容

状況対応リーダーシップ®とは。状況対応リーダーシップ®の応用方法。適切なリーダシップ・スタイル、部下のレベルの診断について、など。

■第9章の主な内容

組織上のパワーの認識。組織上のパワーの種類。ポジション・パワーとパーソナル・パワーの違いとその活用。権限移譲について、など。


4日目【講座4】(前講座から約1カ月の実践期間をおいて開催されます)

Aセッション.「一学一実践」の実践報告

1カ月間掲げたテーマに自分はどう向き合ったのかの報告です。自分の実践もさることながら、他の人の実践を聴きながら、良い所は吸収していく。

 

Bセッション.「行動科学の展開」の講義対象/第10章~第13章

■第10章の主な内容

期待の高さと生産性。成長サイクルについて。強化のスケジュール。行動修正による部下の変化、など。

■第11章の主な内容

行動は退行する事もある。感情レベルの制御。部下の指導矯正の注意点。積極的に矯正する、など。

■第12章の主な内容

ジョハリの窓。フィードバック。リーダーシップ・スタイルをお互いに納得して契約する、心理的安全性と自己開示、など

■第13章の主な内容

部下のスキルをスタイルとして分析する、など。


5日目【講座5】(前講座から約1カ月の実践期間をおいて開催されます)

Aセッション.「一学一実践」の実践報告

1カ月間掲げたテーマに自分はどう向き合ったのかの報告です。自分の実践もさることながら、他の人の実践を聴きながら、良い所は吸収していく。


Bセッション.「行動科学の展開」の講義対象/第14章~第15章

■第14章の主な内容

状況対応リーダーシップ®を導入する、など。 

■第15章の主な内容

戦略を変更したことに対する理解。変化のサイクル。組織の成長、など


6日目【講座6(最終講)】(前講座から約1カ月の実践期間をおいて開催されます)

 この講座は、前5回分の総括です。実践の活動の報告と今後の活動宣言です。