なぜリーダーシップの教科書を創りたいの?

巷にリーダーシップの本はあふれています。

多くの場合、こんなときどうするといったハウツーを伝える実務書か、あるいは大物成功者やヒーローを称えるリーダーシップ物語です。

 

リーダーシップの研修もあふれています。

ハウツーだけなら、その因果関係がわかっていない表面的な学習なので、状況が変わったり時代が変わるとどうしていいのかわからなくなります。

リーダーシップ物語だけなら、その時どんなに感動しても、他人事ですので、当事者意識は薄く、時間が経つと記憶のかなたに消えていきます。

 

リーダーシップ研究大学(ULS)では、次の点が重要だと思っています。

  • リーダーは大物成功者やヒーローだけのものではない、だれもがリーダーです。もう従来のリーダーシップ理論ではとらえきれないリーダーシップ現象が世界のあちこちで起こっています。
  • リーダーシップを科学でとらえます。「すごい」で終わらせるのではなく、因果関係のあるプロセスモデル、行動モデルとしてとらえます。行動モデルがあれば、他の人に教えることができ、多くの人がうまくいくリーダーシップを再現することができます。
  • 良質な行動モデルを創ります。そのためには、多くのリーダーシップ研究者が情報や知識を共有し、試行錯誤しながら練り上げていく必要があります。ひとりや少数では偏りが生じます。
  • 時代にあわせて改訂を重ねます。本質は変わらなくても、時代や生き方が変われば、読者に理解されやすいように表現する必要があります。

 

だれもがリーダーの良質な行動モデルを創り続けること」、これがULSの目標であり、ULSのリーダーシップ研究そのものです。

そのためにまず必要なことは、知識と価値観の共有です。

  • より多くの研究者が基礎知識および専門知識を共有すること
  • より多くの研究者が基本的な価値観を共有すること

リーダーシップ理論は、経営学の分野だけをとっても半世紀以上にわたる歴史をもっています。また、従来のリーダーシップ理論が機能しなくなって、すでに10-20年がたとうとしています。

過去のリーダーシップ理論の知識と価値観を共有すること、そして新しいリーダーシップ現象について共通の理解を得るためには、あちこちに存在する書物や情報をバラバラに探すのではなく、体系的にまとめられた教科書が必要です。

 

だから、教科書を創りたいのです。

最終更新日時: 2014年 07月 6日(日曜日) 09:04