S.L.(状況対応リーダーシップ®)質問フォーラム

 
 
画像 Azusa Ami, Ph.D.
看護師のレディネス診断について
2014年 10月 19日(日曜日) 20:01 - Azusa Ami, Ph.D. の投稿
 

ある病院の方から、看護師のレディネス診断についてお問い合わせがありました。

レディネス診断をやりやすくするためのコツ?として、以下の「タスク(課題)のとらえ方」をお伝えしました。

  • タスクは、リーダーとフォロアーですり合わせをしておくとレディネス診断がより正確になる。
  • タスクは測定しやすいように行動で表現する(行動指標)。動詞で表現すると具体的になりやすい。
  • タスクは、細分化するとレディネス診断しやすい。
  • レディネスは、リーダーの視点とフォロアーの視点の両方からとらえる。


もともとタスクは以下の大項目がありました。、

  • フィジカルアセスメント
  • 呼吸器の解剖と整理
  • 検査
  • 代表疾患のフィジカルアセスメント
  • 呼吸リハビリテーション患者教育
  • 心理面への援助、倫理的問題

タスクを細分化させ、動詞で表現していただくことで、以下のようなタスクの表現になりました(一部のみ掲載)。

フィジカルアセスメント スクリーニング
□ 基本情報のインタビューをする
□ 一般状態の観察をする
システムレビュー
□ 系統的インタビューをする
フィジカルイグザミネーション
□ 視診で観察する
□ 触診で観察する
□ 打診で観察する
□ 触診で観察する
評価
□ 情報を統合して健康問題を抽出する
呼吸器の解剖と整理 □ 体表解剖(肺の位置)がわかる
□ 肺区域がわかる
□ 呼吸器の仕組みと働きがわかる
□ ガスの交換と運搬がわかる


このようにタスクを行動で示すと(行動指標)、レディネスの「能力が高い・低い(知識、経験、スキルが多い、少ない)」や「意欲が高い・低い(自信、関心、動機が高い、低い)」の測定が容易になります。

リーダーシップは、リーダーの行動をフォロアーがどうとらえているかを知ることで効果的になるので、本来は、リーダーもフォロアーも「フォロアーのレディネス診断」をし、お互いにフィードバックすることがいいのですが、質問者からは、「リーダーによるレディネス診断だけでは不足か」というご質問がありました。

「リーダーによるレディネス診断だけ」でも、無駄ではありません。情報は多いほど判断材料が増えるので、レディネス診断をまったくしないよりは、「リーダーだけがレディネス診断すること」も有意義だと思います。

レディネス診断を知っていただくことで、看護師のリーダーたちには、「ひとつひとつのタスク」、「フォロアーがどう見ているか」がリーダーシップには大事なんだと知っていただくいい機会になればと思います。


ご参考)

やりたい気持ちを科学する<目標、タスク、レディネスのとらえ方> [Kindle]

http://goo.gl/2Cf2ch


タスクと行動指標についての具体例は下記テキストに紹介されています。

状況対応リーダーシップ(r)事例中Ⅰ(無料ダウンロード)