S.L.(状況対応リーダーシップ®)質問フォーラム

 
 
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これから起こることについてレディネス診断できますか?
2014年 05月 12日(月曜日) 16:35 - 事務局- Administrative Office の投稿
 

レディネス診断について、以下のようなご質問をいただきました。

みなさまのお考えやコメントどうでしょうか?


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質問があります。

それは、この診断をこれから担う役割へのレディネスを計るために使用することは可能ですか?というものです。自分自身のレディネス診断ではそうしたこともできますか?


これまで学んできたことに従えば、こたえは、Noになるのかなと思います。理由は、評価すべきことは行動であるからです。


私自身の診断をしていた際にこの疑問をもちました。これからおこることに関しては、これまでの経験に基づく推測となり、実際の行動ではないからです。しかし、一方、自分自身のレディネス診断は、自己診断だからこそ、これまでの経験と自分自身のフィードバックでこれからの診断ができるのかな?と考えもしました。


けれども、ガイドラインによれば、診断は行動にそくして行われるものであり、できるだろうなどという推測、憶測は入る余地がないことを考えると、やはり、これからおこることへのレディネス診断には使えないのかと思ったり…ちょっと堂々めぐりとなり、私の中では結論が出ませんでした。


いかがでしょうか?

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画像 Azusa Ami, Ph.D.
「これから担う役割」についてのレディネス診断
2014年 05月 13日(火曜日) 12:53 - Azusa Ami, Ph.D. の投稿
 


ご質問ありがとうございます!

レディネス診断は、現在の役割や行動に対して「診断」するものなので、未来の役割や行動については「どういうレディネスになっていたいかの目標設定」という意味合いかもしれないですね。

「将来のレディネスの目標設定」と考えるなら、「現在示されているレディネスを将来こうありたいレディネスまで育成する」という「成長サイクル」で考えるとすっきりすると思います。

注:S.L.コアプログラムでは、「成長サイクル」についての説明はないですが、「行動科学の展開」「第10章人的資源の開発」のなかでくわしく説明されています。

成長サイクルでは、成長の過程でレディネスは変化するので、そのときそのときのレディネスに応じて必要な指示量や支援量を調整しながらリーダー行動をとることになります。

状況対応リーダーシップ®の基本は「行動で示す(行動指標を使う)」ですから、目標とするレディネスも現在のレディネスも必要なリーダーシップも行動指標で表現します。推測という意味では、希望する行動がどのようなものかを行動指標で示せばいいかと思います。

状況対応リーダーシップ®事例集Ⅰでは、行動指標については、非常に詳しく事例で説明されています。無料ダンロードですので、ぜひ一度読んでいただければと思います。

状況対応リーダーシップ®事例集Ⅰ(無料)

 

余談ですが、このご質問を読んで浮かんだのは、大学院を作ったときのことです。分析すると以下のような感じでしょうか。

 

目標(タスク): 「大学院を基盤とし、リーダーシップ研究の分野で社会貢献の循環を創る」

未来のレディネス もちろんR4になっていたい、目標レディネスです。行動指標は・・・

  • 学位を発行する大学院を運営している(日本語、英語、その他の言語、特にアジア)

  • リーダーシップ研究専門の学位取得者を育成している

  • リーダーシップ研究専門の学位取得者を輩出している

  • 世の中に研究成果を発表している

  • 一般社会に向けて、リーダーシップの教育活動を行っている

  • ビジネススキルとしての博士号という発想を広めている(学位取得者がビジネス社会で専門知識やスキルを活かし活躍し、オーバードクターや高学歴ワーキングプアを過去のものにしたい)

  • 進化する教科書<リーダーシップ>を創りたい(リーダーシップ理論は10-20年前で発展がとまっている。現在の動きにあわせた新しいリーダーシップの教科書を創り、リーダーシップ教育で活用したい)

現在、特に頑張っている活動です↓

なぜリーダーシップの教科書を創りたいの?
http://e-uls.org/projects/?page_id=116

 

こうして列挙すると、大学院を創った、履修生の育成、卒業生の排出、研究成果の発表、教育活動を始めたというくらいで、まだ全体の1割くらいしか果たせていないと思います。しかし、どの活動についても、とっかかりは見つけて動いているので、現在のレディネスはR2でしょうか。

未来のレディネスを診断しようとすると、レディネスは行動指標で示さなければならないので、自分が何をやっていたいのかが具体的に示せますね。

コーチングに役立ちそうですね!