S.L.(状況対応リーダーシップ®)質問フォーラム

 
 
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S.L.を使ってセルフリーダーシップをスキルアップできますか?
2011年 06月 19日(日曜日) 08:24 - 事務局- Administrative Office の投稿
 

私はセルフリーダーシップについて勉強しています。他人のセルフリーダーシップについてもサポートできるようになりたいと思っています。S.L.を使ってスキルアップできますか?

画像 Azusa Ami, Ph.D.
Re: S.L.を使ってセルフリーダーシップをスキルアップできますか?
2011年 06月 19日(日曜日) 08:48 - Azusa Ami, Ph.D. の投稿
 

S.L.では、セルフリーダーシップをS.L.セルフと呼んでおり、「自分に対する成長サイクル」のステップを使って進めるスキルとしてとらえています。

S.L.は、大きな目標でも小さな目標でも成長サイクルでスキルアップ、意欲向上に使えることは世界中でよく知られています。落ち込んだときは、退行サイクルで軌道修正します。これを「自分へのリーダーシップ」にも応用したものが、S.L.セルフです。

「行動科学入門」(生産性出版、2005年)第3章「S.L.セルフのすすめ」に、S.L.セルフを状況対応リーダーシップ®で説明した箇所があります(ちょっと固い文章ですが、ご容赦ください)。

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S.L. セルフは、自分の個人目標の達成をめざしたプロジェクトだと考えられる。 S.L. セルフでは、プロセス・リーダーは自分自身、コンテンツ・リーダーは自分を指導・支援してくれるサポートである。

コンテンツ・リーダーは、状況対応リーダーシップでいうところの指示的行動と協労的行動を提供してくれるリーダーたちである。先輩、親、友人、先生、上司、同僚、仲間、部下など、自分にコンテンツの補強をしてくれる人々である。リーダーが人間に限られていないことも状況対応リーダーシップと同じである。マニュアル本、インターネット、書籍、などの指示書も立派な指示的行動を与えてくれるし、もし花や音楽や絵画で癒されたり元気づけられたりするならば、それらは協労的行動を提供してくれていると考えられる。

S.L. セルフのプロセス・リーダーは自分自身である。個人目標を掲げることから S.L. セルフは始まる。目標には、数年後こうなりたいという中長期目標や数ヶ月の間にこうなりたいという短期目標や、明日こうなりたいという超短期目標などがあり、究極的には自分の人生で何をしたいかも目標になりうる。

S.L. セルフは、「なりたい自分を創る」ための「行動のきっかけ」として活用することができる。たとえば、何年何月頃にこうなりたい、こうありたいという自分があったら、まず、その自分を目標にして、現在の自分のレディネスを診断するのである。現在の自分のレディネスを診断したら、目標に到達するまでの不足している能力や意欲がわかるので、必要なコンテンツの補強、つまり能力向上や意欲高揚のために必要なコンテンツ・リーダーはだれで、あるいは何で、そのコンテンツ・リーダーからなにを得られるのかを考える。

もし、コンテンツ・リーダーがだれ(何)で、そのコンテンツ・リーダーからどのような指示的行動や協労的行動を受けようとしているのかがわかれば、指示待ちや受身の態勢ではなく、必要なものを必要なだけ依頼するという自律的な対応ができる。

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S.L.では、他人のS.L.セルフをサポートすることを「S.L.セルフ・コーチング」と呼んでいますが、この場合は「あなたの目標はなんですか」からスタートします。通常のコーチング同様、目標やその背景にある価値、達成するために障害になっていることなどを「気づく」ためのサポートをすることになります。

本人が本当に何を望んでいるのか、何が隠れた信念になってしまっているのか、など本人にしかわからないことばかりですので、コンテンツリーダーも本人であることが多いと思います。

S.L.セルフ・コーチングでは、このように複雑にからみあった現実や隠れた思い込みや潜在意識へ意識を向けていくサポートし、「本当になりたい自分、本当に生き生きできる自分」が何であるか見つけたら、「夢実現、本当になりたい自分になる」ためのS.L.セルフ・ステップを踏んでもらうことになります。